エンジェルシェアとは、
天使のわけまえ。
天使とは、
車に関わる
全ての大切な人々。
Angels-share STORY
2004年本社勤務となり神戸市に転居した。
当時の愛車は「BMW3シリーズ」。
左ハンドルがお気に入りだった。
福岡の正規ディーラーで購入し、
メンテナンスもこまめにしていたが、
ある日宝塚市のゴルフ場の縁石に乗り上げて右のロッカーパネルが大きく凹んだ。
神戸市三宮のディーラーに持ち込むと修理代が30万円以上、事故車扱いで下取り査定も大きく下がるといわれた。
福岡で生活していたころはモータースポーツをしていたこともあり、事故しても故障しても相談できる人たちが大勢いたのに、遠い神戸の街で「エンジェルシェア」のように困った時に寄り添ってくれる頼れる人はいなかった。
2006年、所属していた会社を退任。
福岡に戻った私は前職の取引先から「自動車修理ネットワーク」の福岡事務所立ち上げの話を聞き、手伝うことになった。
なれない業務の日々、事故車輌と事故関係者に関わってきたが、ユーザー様の期待に応え、自分自身の理想をかなえる環境を整えるには程遠かった。
その会社の事業撤退は当然に思え、失意の中。お取引と多くのアドバイスを頂いていた大手保険代理店の社長さんに報告に伺った際に、
「応援するから自分で(起業)やってみなさい」と声をかけていただいた。
幸運にも、前々職で36歳から2年間取締役として会社経営を学ぶ機会があったが、思ってもない提案に即答は出来なかった。
既存の取引先の自動車部品商の社長さんにも相談に行くと「やりなさい!応援するよ。支払いに困ったときは遠慮なく相談してください」と言われた。
多くのステークホルダーは既にあり、
やるべきことは見えている。
家族も応援してくれた。
障害はなかった。
2010年8月2日、
株式会社エンジェルシェア 法人設立。
登記の準備は行政書士の妻が協力してくれた。
自動車事故の相談は保険代理店さんをはじめ、企業の総務担当さんやレンタカー会社さんが多く、様々な事業や要望がありできる限りヒアリングし、提携している修理工場に伝える。
平均すると月に100件以上の相談があり、提携の修理工場への限界を感じるようになり「Premium-works構想」を抱くようになる。
2018年、様々な方の協力で、310坪と手狭ながら約束の地にPremium-worksを開業する。
スタッフはこれまで提携先で力を貸してくれた各工場から集結し、最強の布陣が組めた。
これまでは設備や能力が及ばす、受注できなかった案件もより高いレベルで対応できるようになった。
創業以来、対応実績は14,000件を超え保険会社さんや同業者さんからも相談いただくケースも増えたため、更なる研鑽を積むことが出来た。
古くからスコットランドではモルトウイスキーの醸造過程において、樽の中のお酒の量が蒸発して目減りすることを「Angel's Share」(天使のわけまえ)と呼び、美味しいお酒が出来るためには欠かせないものなんだそう。
私たち、株式会社エンジェルシェアは、
お客様・お取引様・すべてのステークスホルダーを「天使」と位置付け、感謝の気持ちを忘れず、奉仕する会社です。